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2021.12.28

マイホームブルーとは?原因や克服方法、気をつけるポイントを解説

みなさんはマイホームブルーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

マイホームブルーというのは、マイホームの計画中や購入後に精神的に不安定な状態に陥ることをいいます。

人によっては肉体的な不調にも見舞われるなど、たかがマイホームブルーと侮れない症状もあります。

 

しかし、そもそもマイホームブルーとはどういった症状を意味するのでしょうか。

今回はこれから家を取得したい方やすでに住宅を手に入れた人に向けて、マイホームブルーについて解説します。

この記事では特に、マイホームブルーの原因や克服方法、気をつけるポイントなどを説明するので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

マイホームブルーはマリッジブルーやマタニティブルーなどと同様に、誰にでも起こり得る症状です。

だからこそマイホームブルーについて深く知り、うまく切り抜けることが大切です。

目次

  • マイホームブルーとは?
  • マイホームブルーの原因
  •  1.住宅ローンの返済に対する漠然とした心配や不安
  •  2.土地や建物に縛られることで生まれる意識
  •  3.理想と現実の乖離によるギャップ
  • マイホームを建てる前に気をつけるポイント
  •  1.無理のない返済計画
  •  2.立地や周辺環境の確認
  •  3.間取りや生活動線の確保
  • マイホームブルーの克服方法
  •  1.他人と比べない
  •  2.模様替えをする
  •  3.生活に楽しみを見出だす
  •  4.インテリアやエクステリアで補う
  •  5.暮らしの中で問題をクリアしていく
  • まとめ

マイホームブルーとは?

そもそもマイホームブルーとは何かというと、マイホームの計画中や購入後に襲ってくるさまざまな症状をいいます。

これらは肉体的にも精神的にも不調をもたらすものであり、具体的な症状としては以下のようなものがあります。

 

  1. 気分が落ち着かない
  2. 気持ちが落ち込む
  3. 心配が強まる
  4. 不安が増える
  5. イライラする
  6. 不安定になる

 

マイホームブルーでは以上のような症状に苛まれる方が多いです。

これらは精神的な症状が主たるものですが、考え込むことによっていずれ肉体的な症状も出るようになります。

たとえば、マイホームブルーが長く続くことで八つ当たりすることが多くなり、家族間や親戚間でトラブルになることもあります。

最悪の場合は離婚や別居の原因となるなど、家庭崩壊にもつながる深刻なものだといえるでしょう。

 

これらマイホームブルーにならないためにはその原因を的確に紐解く必要があるため、以下でマイホームブルーの原因についても把握しましょう。

なかには、無意識のうちにマイホームブルーになっている方もいて、気づいた時には症状が深刻になっているケースもあります。

大切なのは自分の心身に耳を傾けることです。

特に次の項目でまとめる原因が少しでも当てはまる方はマイホームブルーの疑いがあるかもしれません。

 

 

マイホームブルーの原因

マイホームブルーは一つの事柄が原因となって引き起こされるというよりは、複数の原因が複合的に絡み合って引き起こされることが多いです。

そのため、まずはどのようなことが原因でマイホームブルーになるのか、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

 

1.住宅ローンの返済に対する漠然とした心配や不安

マイホームを手に入れることは人生でも一種の大きな夢となります。

その一方、現金一括で住宅を買える人は少なく、多くの人は住宅ローンを借りることになります。

当然、マイホームでの生活が始まるとともに住宅ローンの返済生活がスタートするわけです。

実はこれら住宅ローンの返済に対する漠然とした心配や不安がマイホームブルーを引き起こす原因になるとされています。

 

住宅ローンとなると家の規模によるものの、だいたい1,000~5,000万円ほどとなります。

条件によっては6,000万円以上もの住宅ローンを抱えることもあり、それら金額の大きさや期間の長さにプレッシャーを感じることも多いです。

その中で生活に余裕がなくなり、気づけばマイホームブルーになってしまっている方も少なくありません。

 

2.土地や建物に縛られることで生まれる意識

マイホームは人生の拠点となるため、賃貸のように何度も引っ越すことはできません。

原則として、一度、家を取得した場合、そこに一生住み続けることを覚悟しなくてはなりません。

もちろん、それが理想の生活であれば問題ないのですが、住み始めてから「日当たりが悪かった」「風通しが悪かった」「近所にトラブルメーカーがいた」「住み心地が良くなかった」など、何かしらの不満が生まれます。

 

しかし、一度住宅を手に入れてしまった以上、土地や建物に縛られて身動きが取れなくなることもあるわけです。

それが取得したばかりとなると、なおさら引っ越すのは難しいでしょう。

その結果、良い面よりも悪い面が目立ってしまって、毎日のように「こんなはずじゃなかった」と葛藤することになります。

それがマイホームブルーにつながる可能性も十分にあるわけです。

 

3.理想と現実の乖離によるギャップ

マイホームは自分たちの理想を詰め込んだ夢の空間です。

しかし、実は「間取りが悪かった」「生活導線を考えていなかった」など、問題も発生します。

それらの現実が押し寄せてくることによって、理想と現実のギャップが生じます。

生活する前は「ああしよう」「こうしよう」と思っていたものの、実際に暮らしてみると思い通りにならないことも多々出てくるのです。

それがマイホームブルーの原因になることもあります。

 

 

マイホームを建てる前に気をつけるポイント

マイホームを作るとなると張り切ってしまって、ついつい理想と現実が見えなくなってしまうこともあります。

そのため、計画の段階で一度、冷静になり、購入してからのことも考えて話を進めていくことが重要です。

ここではその際に知っておくべき注意点をまとめます。

 

1.無理のない返済計画

住宅ローンを組む場合、背伸びをして「これくらいなら大丈夫だろう」と考えてしまう方もいます。

しかし、本来の住宅ローンはむしろ余裕を持って契約するものです。

収入に対する返済負担率は30~35%とされていますが、これらはあくまでも借入可能額であり返済可能額ではありません。

そのため、マイホームを建てる際には無理のない返済計画を立てましょう。

特に、返済負担率は20~25%、さらに余裕のある暮らしがしたいなら10~15%で考えましょう。

 

それだけでなく今後のライフプランに合わせた資金計画も必要です。

たとえば、出産や育児をするのなら教育資金が必要となりますし、両親や祖父母の介護資金が必要となることもあるでしょう。

これらの資金計画をマイホームの完成前に考えておくことで、余裕を持って生活できます。

 

2.立地や周辺環境の確認

家というのは外装内装を自分の理想に合わせて作っていくものですが、意外と見落としてしまうのが立地や周辺環境です。

実際に住み始めてから日当たりや風通しの問題に直面することもあるほか、近所からの騒音や振動に頭を抱えることもあるかもしれません。

 

そのため、住宅を申し込む前に立地や周辺環境を必ず確認してください。

特にこれらは日中の様子だけではなく夜中の様子もチェックしておくことをおすすめします。

なかには、早朝や深夜に爆音で走っていくバイクの走行ルートになっていたり、生活音がうるさい隣人がいたり、時間帯によって全然違ってくることもあります。

 

3.間取りや生活動線の確保

家を考える際、配線やコンセント、収納やスペース、窓や玄関などを事細かに決めていくわけですが、これら間取りや生活動線というのは実際に暮らしてみて初めて気づくことも多いです。

そのため、細かな使い勝手の部分に関しては、設計段階で十分に検討しておく必要があります。

住み始めてからではリフォームやリノベーションもそうそうできないため、いかに設計段階で気づけるかが重要となってくるでしょう。

 

 

マイホームブルーの克服方法

マイホームブルーは自然と抜け出せる人もいますが、なかには長引いてしまう人もいます。

そのため、克服方法をいくつか知っておくことが大事です。

ここからは、マイホームブルーの克服方法をまとめるので、「マイホームブルーかな」と思った方はぜひ試してみてください。

 

1.他人と比べない

まず一番重要となるのが他人と比べないことです。

やはりどうしても隣の芝生は青く見えるもので、比べだすと止まりません。

なかには、友人の家と比べて「我が家はダメなところばかり」と嘆いたり、「うちはあんなに立派な家じゃない」と悲しくなったりすることもあるかもしれません。

しかし、比べたところでマイホームは何も変わりません。大切なのは受け入れることです。

 

2.模様替えをする

もしマイホームブルーから抜け出せないということなら模様替えをしてみましょう。

リフォームやリノベーションはハードルが高いものの、家具家電を動かすくらいなら誰でもできます。

模様替えによって新たな発想が生まれるなど「ここはこうすれば見栄えが良くなるかも」と新たな楽しみを見つけることにもつながります。

模様替えで住みやすさが改善されれば、マイホームブルーも乗り越えられるはずです。

 

3.生活に楽しみを見出だす

単に悶々と頭を抱えていても何も始まらないので、できればマイホームでの楽しみを見出だしていくようにしてください。

毎日の「食事が美味しい」とか「お風呂が気持ち良い」とか、夢のマイホームを手に入れた人だからこそ得られる幸せを見つけていくことで、マイホームブルーも自然と溶けていくでしょう。

 

4.インテリアやエクステリアで補う

どうしても生活のレベルを上げたいということなら、インテリアやエクステリアを充実させてみるのも1つの方法です。

マイホームブルーとなると悪いところばかり目立ってしまいますが、最新のインテリアや独自のエクステリアを導入して、付加価値を生み出していきましょう。

そうすることでマイホームの良いところも見えてくるようになるはずです。

 

5.暮らしの中で問題をクリアしていく

実際に問題に直面した際には、暮らしの中でクリアしていけるように工夫するのもおすすめです。

たとえば、騒音や振動が響いてくるならただ我慢するのではなく警察に相談するのも良いでしょう。

立地や周辺環境が気になるなら、何か自分の心が躍る場所がないか散歩しながら探してみるのも良いでしょう。

そうして1つずつ問題をクリアしていけば、おのずとマイホームブルーに苛まれることも減っていきます。

 

 

まとめ

マイホームブルーは新生活を送り始めてから発症する方が多いです。

これらは精神的にも肉体的にも不調が続くもので、人によっては家を取得したことすら後悔してしまうこともあるくらいです。

最悪の場合はマイホームブルーが原因で家族離散という結果になってしまうこともあるかもしれません。

 

そのため、できれば設計段階からよりリアルな新生活を考え、間取りや生活導線についても考えてみましょう。

それだけではなく無理のない住宅ローンを組むことや資金計画を立てること、立地や周辺環境について確認することも重要となってきます。

その中で1つひとつの問題をクリアし、マイホームブルーを乗り越えていくことが大切です。

まずはありのままのマイホームを受け入れ、日々のちょっとした幸せに目を向けてみましょう。

 

土地探しに不安がある、住宅資金に不安がある、家づくりをしたいが何から始めれば良いか分からないなど住宅についてのお悩みがある方は、以下より来場にてお気軽にご相談ください。