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2026.11.04

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台風・豪雨で家が被災したら|住宅会社の災害対応と契約前の確認点

台風で屋根が傷んだ、大雨で床下に水が入った。そんなときに困るのは、修理費だけではありません。誰へ連絡し、何を記録し、どの順番で対応すればよいか分からないことも、住まい手の負担になります。

国分ハウジンググループの動画では、災害時の連絡受付から現地確認、協力業者との復旧作業までを紹介しています。九州で家を建てる方に向けて、契約前に確認したいアフターサービスと、被災した際の行動を整理します。

災害対応は、受付から修理完了までを見る

動画では、2025年8月の霧島市周辺の豪雨に際し、公式LINEで被害状況を受け付けた事例が紹介されています。写真や動画で状況を共有し、アフター担当、施工管理、営業が情報をつなぎ、現地確認へ進むという流れです。

連絡窓口が一つにまとまっていると、住まい手は同じ説明を何度も繰り返さずに済みます。一方、受付ができることと、その日に作業員が訪問できることは別です。広い地域が被災した場合は、道路状況や被害の危険度、資材の調達によって時間がかかります。

住宅会社を比較するなら、電話がつながる時間だけでなく、受付後に誰が判断し、どう進捗を知らせるかまで聞いてください。受付、応急措置、見積り、本復旧の担当が分かれていても、情報が途切れない体制なら相談を進めやすくなります。

最初は人の安全を確保する

被害が出たときは、家を確認する前に自分と家族の安全を確保します。自治体の避難情報に従い、浸水した道路や損傷した建物には近づかないでください。強風中に庭を片づけたり、自分で屋根へ上ったりするのも避けます。

停電からの復旧や浸水後の電気設備には、漏電などの危険があります。濡れた家電やコンセントを自己判断で通電させず、電力会社や電気工事の専門業者へ確認します。ガスのにおいなど異常があれば、その場の安全を優先して供給会社等へ連絡してください。

安全に確認できる状態になってから、住宅会社に住所、被害箇所、発生時刻、現在も水や雨が入っているかを伝えます。子どもや高齢の家族がいる、一時的に住めないなど、生活上の支障も共有すると、必要な相談先を整理しやすくなります。

片づける前に、被害を写真へ残す

動画でも強調されているのが、写真や動画による記録です。公的な被害認定や保険会社との確認に備え、安全な場所から、家全体の状況と損傷部分の両方を撮っておきます。近接写真だけでは、家のどこか分かりにくいためです。

浸水した場合は、水の跡がどの高さまであるか分かる写真が役立ちます。可能な範囲でメジャーなどを添え、室内、外壁、玄関、設備を撮影します。危険な場所へ入って記録する必要はありません。撮影できない箇所は業者へ相談しましょう。

国の被災住宅に関する案内でも、修理前、修理中、修理後の写真保存が示されています。応急措置が必要な場合は安全を優先しつつ、施工業者にも記録を依頼します。見積書、領収書、連絡履歴を同じ場所に保存しておくと、その後の手続きで探し直す手間を減らせます。

参考:被災した住宅の写真撮影について

住宅の保証と火災保険を分けて確認する

新築住宅には、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について、10年間の責任を負う制度があります。ただし、これは自然災害によるすべての損害を無償修理する制度ではありません。被害の原因と、契約の対象範囲で扱いが変わります。

日本損害保険協会の案内では、火災保険は火災以外に風水災等を補償する商品もありますが、補償の組合せは契約によって異なります。風災と水災の有無、建物と家財、自己負担額、支払条件を保険証券や契約資料で確認してください。

地震・噴火またはこれらによる津波の被害には、地震保険の確認が必要です。「火災保険に入ったから災害はすべて大丈夫」と考えず、敷地で想定される災害と補償を照らし合わせましょう。住宅会社の点検と保険会社の査定も、それぞれ目的が異なります。

参考:国土交通省:住宅瑕疵担保履行法Q&A/日本損害保険協会:すまいの保険/日本損害保険協会:水災への備え

応急措置と本復旧には別の工程がある

雨が入り続ける箇所を一時的に養生する、浸水した床下の状態を調べるといった応急措置は、被害の拡大を防ぐために行います。その後、乾燥状態、断熱材、木部、電気設備などを確認し、本格的な修理の範囲を決めます。

動画には床下の排水や乾燥の説明がありますが、基礎への穴開けや設備の取り外しを住まい手が自分で行うのは避けてください。構造、防水、防蟻へ影響する可能性があるため、建物を理解した専門業者に方法を判断してもらいます。

復旧見積りを受けたら、応急措置分と本工事分、撤去処分、乾燥、仕上げ復旧を分けて確認します。工事を始める前に、保険会社へ必要書類や確認の順番を聞き、公的な応急修理制度を利用する場合は自治体にも相談してください。

契約前に聞きたい、地域全体が被災した場合の体制

地域密着の会社でも大手でも、対応の速さは拠点、人員、協力業者、被害規模によって変わります。会社の分類だけで結論を出さず、「この地域全体が被災したら、どこから応援が来ますか」と具体的に質問する方が実態をつかめます。

相談先として、アフター担当だけでなく、屋根、設備、電気などの専門業者と日頃から連携しているかを確認します。停電や通信障害でLINEが使えない場合の電話窓口、営業担当が不在の場合の連絡方法も聞いておくと安心です。

過去の対応例を見せてもらう場合は、受付から訪問、応急措置までの経過を確認しましょう。その実績は参考になりますが、次の災害でも同じ時間で到着できる保証ではありません。訪問できない間に、住まい手へどんな案内をするかも大切な確認項目です。

平時の備えを、間取りと外構へ組み込む

台風前には、外に置いた物、雨どい、排水口の状態を無理のない範囲で確認します。飛びやすい物の収納場所、窓の対策、雨水の排水計画を新築時に考えておけば、天気が崩れる前の作業を減らせます。

敷地では建物だけでなく、前面道路や避難経路の浸水も確認します。水が上がった際に設備へ与える影響を設計者と相談し、飲料水、携帯トイレ、充電手段の置き場も決めておきましょう。住宅性能と生活の継続は、合わせて準備する必要があります。

引渡し時には、住宅会社、保険会社、電気・ガス・水道の連絡先を家族で共有します。契約資料を紙とデータで残し、非常持出品にも連絡先を一枚入れておく。災害当日に検索から始めなくてよい準備が、実際の負担を軽くします。

参考:国土地理院:ハザードマップポータル

家族で決めておきたい、連絡と一時生活の方法

被災時は、夫婦が別々の場所にいることもあります。誰が住宅会社へ連絡し、誰が保険会社や自治体へ確認するかを決めておくと、二重の連絡や伝達漏れを減らせます。窓口を一人にまとめる場合も、受付番号と返答内容は家族で見られる場所へ残してください。

一時的に住めない場合は、宿泊先、子どもの通学、ペット、仕事道具なども課題になります。住宅会社がどこまで案内できるかと、自分で確保するものを平時に分けて考えておきます。保険に宿泊等の費用補償があるかも、契約資料で確認しておくと相談しやすくなります。

修理が長引くときは、次に何が決まれば進むかを確認します。保険の確認待ちなのか、材料待ちなのか、乾燥を待っているのかで見通しは異なります。訪問日だけを尋ねるより、工程のどこにいるかと次回連絡日を聞く方が、状況を把握しやすくなります。

本復旧の完了時には、工事内容、写真、今後の点検、再発時の窓口を受け取ります。見た目が戻ったことに加え、床下や電気設備など見えない部分をどこまで確認したか説明してもらいましょう。記録を残しておくと、数年後の修繕や保険の見直しにも使えます。

打ち合わせチェックリスト

  • □ 災害時と通信障害時の連絡先を家族で共有したか
  • □ 受付・現地確認・応急措置・本復旧の流れを聞いたか
  • □ 地域全体が被災した場合の応援体制を確認したか
  • □ 風災・水災・地震、建物・家財の補償を確認したか
  • □ 安全に写真を保存する方法と書類の保管先を決めたか
  • □ 飲料水、携帯トイレ、充電手段と避難先を準備したか

よくある質問

Q. 住宅会社へ連絡すれば、すべて無償で直してもらえますか?

被害の原因と保証の範囲で異なります。自然災害の損害を住宅保証が一律に負担するわけではありません。修理の内容と費用、保険の対象をそれぞれ確認してください。

Q. 写真を撮る前に片づけてはいけませんか?

危険を避けるための行動が最優先です。安全にできる範囲で、修理や片づけの前に全体と損傷箇所を記録します。撮影のために危険な建物へ入ったり、屋根へ上ったりしないでください。

Q. 大手と地域の会社では、どちらが早く対応できますか?

拠点、人員、協力業者、被害規模で変わります。分類だけで決めず、受付後の判断、訪問できない間の案内、応援体制、過去の具体例を確認しましょう。

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