新築のシロアリ対策|防蟻工法・点検・保証を契約前に確認するポイント | スタッフブログ・コラム|【公式】国分ハウジング|鹿児島・宮崎・大分のハウスメーカー

Blog / Column

スタッフブログ・コラム

家づくりコラム

建物・家づくりについて

2026.11.04

NEW

新築のシロアリ対策|防蟻工法・点検・保証を契約前に確認するポイント

シロアリ対策は、古い家だけの話ではありません。新築でも、侵入を防ぐ施工と入居後の点検を組み合わせて備える必要があります。間取りや設備と違って完成後には見えにくいため、契約前に仕様と保証を確かめておきたい部分です。

国分ハウジンググループの動画では、シロアリの特徴、発生しやすい環境、防蟻処理、定期点検について施工管理の担当者が解説しています。動画の説明をもとに、九州で家を建てる方が確認したい対策をまとめます。

新築でも侵入への備えが必要

住宅へ被害を与える代表的な種類に、ヤマトシロアリとイエシロアリがあります。動画では羽アリ、木材を食べる職蟻、巣を守る兵蟻の姿も紹介しています。見た目や役割が違っても、同じ集団の中で生活している点が特徴です。

羽アリを見かけただけで、その家がすでに大きな被害を受けているとは断定できません。屋外から飛来した可能性や、別の昆虫である可能性もあります。一方、床下の蟻道や木材の異常などが見られる場合は、早めに専門家へ確認してもらいましょう。

「一匹見たら必ず何百匹いる」といった数字で被害を決め付けるより、見つけた場所と状態を記録する方が役立ちます。虫や落ちた羽の写真を撮り、発見日時と場所を住宅会社へ伝えてください。自分で床下へ入って確認する必要はありません。

湿気、水漏れ、木材の放置を減らす

動画で繰り返し挙がるのが、湿った環境への注意です。雨漏り、配管の水漏れ、床下の湿気は、建物の木部を傷める原因にもなります。洗面まわりの変色や異臭など、普段と違う状態があれば放置せず相談しましょう。

建物の周囲へ木材の切れ端や不要な物を積み重ねると、基礎の状態が見えなくなります。外壁や基礎に物を密着させ過ぎず、点検できる余白を残します。薪や庭の木材を置く場合も、設置場所と管理方法を相談しておくと安心です。

床下換気口がある家では、物や植栽で塞がないことも大切です。ただし、基礎断熱など、床下を換気する考え方が異なる住宅もあります。どの家でも穴を開けたり換気口を増やしたりすればよいわけではありません。自宅の方式を確認してください。

防蟻工法の名前より、処理範囲を確認する

新築時の対策には、木材や土壌への薬剤処理、ホウ酸系の処理、侵入経路を遮る部材など、さまざまな方法があります。工法ごとに施工条件や対象範囲が違うため、単純にどれか一つが万能とは言えません。

住宅会社には、どの材料を、どの部分へ、どのように施工するかを図で示してもらいましょう。特に、配管が基礎を貫通するところ、基礎と木部の取り合い、玄関まわりなど、侵入経路になり得る箇所の納まりを確認します。

ホウ酸系の材料も、施工条件や水分の影響を確認する必要があります。「揮発しにくいから永久に何もしなくてよい」と受け取らず、使用製品、認定や仕様、濡れた場合の対応、点検の方法まで説明を受けてください。

防蟻シートにも、施工と維持管理がある

動画では、基礎下などに防蟻・防湿の役割を持つシートを施工する例が紹介されています。床下で見えなくなる部材なので、採用する製品名、施工範囲、継ぎ目、配管まわりの処理を記録で確認できると分かりやすくなります。

ただし、シートを使えばどこからも侵入しないと保証できるわけではありません。基礎の外側、配管、外構との接点など、建物全体の納まりと管理が関係します。動画で紹介する工法を採用できるかも、商品や契約内容で確認してください。

将来、配管工事や増改築、外構工事をする際は、防蟻の部材や処理に影響がないか住宅会社へ相談します。設計時の状態を後の工事で変えてしまう可能性があるため、施工写真や仕様書は保証書と一緒に保存しましょう。

5年の目安と長期保証を混同しない

国土交通省の防蟻に関する資料では、防除施工標準仕様書において5年を目途に再処理する考え方が紹介されています。ただし、材料や工法が違えば、維持管理の方法も変わります。すべての新築住宅で5年ごとに同じ処理が必要という意味ではありません。

動画では長期の防蟻保証を持つ仕様も紹介していますが、保証年数は製品寿命や点検間隔と同じではありません。保証期間が長くても、所定の点検、異常時の申告、増改築時の連絡などが条件になっている場合があります。

保証書では、駆除と建物の補修がどこまで対象か、上限額、免責、必要な点検、終了後の延長方法を読みます。自社の商品について説明を受ける場合も、動画の年数をそのまま自宅へ当てはめず、契約する仕様の書面で確認してください。

参考:国土交通省:シロアリ防除処理の確認資料

点検しやすさを間取りの段階で確保する

点検口があっても、固定家具や家電で塞がれていると使いにくくなります。床下点検口の位置と、点検する人が移動できる経路を設計者へ確認しましょう。日常の収納と点検作業が両立する配置にしておくと、後の手間を減らせます。

住まい手が確認できるのは、基礎表面の異常、木部や床の変化、水漏れ、羽や蟻道らしい跡などです。見つけても自己判断で建物を削ったり、市販薬を広く散布したりする前に、住宅会社や専門業者へ相談してください。

点検後は、問題なしという一言だけでなく、見た範囲と写真、次回までに注意することを記録で残してもらいます。点検できなかった場所があれば、その理由も確認しましょう。以前の写真と比べられる状態にしておくと、小さな変化を追いやすくなります。

異常を見つけたら、工事より先に状況を共有する

床が沈む、建具の開閉が変わるといった症状は、シロアリ以外でも起こります。症状だけで原因を断定せず、発生場所、時期、雨漏り等の有無を伝えて点検を依頼します。修理の範囲を決めるには、原因と被害範囲の確認が必要です。

突然訪問した業者から被害を告げられた場合も、その場で工事を契約せず、写真や説明を持ち帰って確認しましょう。建築した住宅会社や、信頼できる防除業者へ相談し、必要な工事と費用の根拠を比べます。

新築時には、防蟻仕様、施工記録、点検予定、保証、連絡先を一式でもらってください。家の完成時点で対策を終わらせず、水漏れを直す、周囲を片づける、点検を受けるという日々の管理を続けることが、木部を長く守る備えになります。

点検と予防の費用を、修繕計画へ入れておく

建築費だけを比較すると、再処理や点検へ必要なお金が見えにくくなります。契約前に、初回の点検、定期点検、防蟻処理、保証延長のうち、何が有償かを聞きましょう。長期保証の商品でも、保証終了後の費用を含めて見ておく必要があります。

提示された再処理費は、床面積、床下の状態、被害の有無、採用する方法で変わります。将来の料金を固定できるとは限りませんが、現在の参考額と作業範囲が分かれば、修繕用の貯蓄へ見込めます。点検と処理を別々に依頼する場合の条件も確認してください。

保証を延長するときには、満了直前ではなく余裕を持って相談します。点検が必要な場合や、補修してから延長する場合も考えられます。雨漏りや外構工事等で状況が変わっていれば、過去の資料だけで判断せず、現地を確認してもらいましょう。

点検日を予定表へ入れるときは、床下点検口の周りを片づける日も決めておくと作業が進みやすくなります。家族の誰が立ち会い、報告書をどこへ保存するかまで決めておけば、担当者が変わっても前回の状況を説明できます。見えない部分だからこそ、記録と連絡を続けられる仕組みを作っておきたいところです。

打ち合わせチェックリスト

  • □ 防蟻製品名と処理範囲の説明を受けたか
  • □ 継ぎ目・配管・玄関まわりの施工記録を残せるか
  • □ 保証対象、上限、免責、点検条件を確認したか
  • □ 点検口と床下の移動経路を確保したか
  • □ 水漏れや雨漏り、外周の木材を放置していないか
  • □ 増改築時と異常発見時の相談先を共有したか

よくある質問

Q. 長期保証なら、保証期間中の点検は不要ですか?

不要とは限りません。保証年数、点検間隔、再処理の必要性は別の項目です。保証を続ける条件と点検の範囲を、採用する工法の保証書で確認しましょう。

Q. 羽アリを見つけたら家が食べられていますか?

飛来や別の虫の可能性もあり、それだけでは断定できません。写真、日時、場所を記録し、住宅会社や専門業者へ相談してください。床下へ自分で入る必要はありません。

Q. 5年ごとに自分で薬剤を散布すればよいですか?

自己判断の散布は避け、施工した製品と工法の維持管理に従ってください。専門業者が状況と必要な処理範囲を確認し、薬剤の安全な使用方法や保証との関係も説明します。

ご家族の条件に合わせて相談する

国分ハウジングでは、土地・資金計画・間取りをまとめてご相談いただけます。気になる動画の内容や、今の暮らしで困っていることをお聞かせください。

来場予約・家づくり相談はこちら