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資金(ローン)について
2022.11.08
住宅ローンは、一般的に返済期間が長期に渡るケースがほとんどです。
そんな中で、返済期間の途中で借り換えが可能であることをご存じでしょうか。
住宅ローンの借り換えによって、より自分にあったローンの契約内容に変更することが可能です。
そこで今回は、住宅ローンの借り換えについてタイミングや注意点なども押さえながら詳しく解説していきます。
住宅ローンの借り換えとは、住宅ローンの返済期間中に、借入先を別の金融機関に変更することです。
借り換えの際は、新規で住宅ローンを組むときと同様、新たな借入先においてローン審査を受けて承認されることが必要となります。
住宅ローンを借り換えるメリットは、以下の5つです。
それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。
借り換えにおける特に大きなメリットといえるのが、金利が下げられるということです。
新たな金融機関での金利に変更されるので、金利を下げることを目的として借り換えるケースは多くあります。金利が下がることで、月々の返済の負担を軽くしたり、残りの返済期間を短縮したりすることが可能です。
金利タイプなどの返済条件を変更できるという点も、借り換えのメリットです。
例えば、変動金利タイプから固定金利タイプに変更することで、より今後の返済計画を立てやすくすることが可能になります。
住宅ローンを組むと多くの場合で加入することになる、団体信用生命保険を充実させられるというメリットもあります。
住宅ローンの返済期間が経過すると共に、自分の年齢も上がっていくので、健康状態に不安を感じ始めるケースは少なくありません。残りの返済期間においてより手厚い補償内容に変更したいという目的で借り換えることも可能です。
住宅ローンの借り換えによって、リフォームローンも一本化することが可能になります。
通常リフォームローンのみを組む場合の金利は、2%を超えるのが一般的です。
しかし、返済中の住宅ローンを借り換えることでリフォームローンと一本化すれば、より低い金利設定である住宅ローンの条件に合わせられるので、お得になります。
借り換え先の金融機関によっては、独自のメリットが受けられる場合もあります。
例えば、買い物で使えるポイントが付与されるケースや、独自の割引サービスが受けられるケースなど、金融機関によって内容はさまざまです。
それぞれの金融機関において扱っているサービス内容をよく確認し、自分にとってお得であると判断できる場合は、借り換えを検討してみましょう。
住宅ローンを借り換えるデメリットは、以下の2つです。
借り換えを検討する際は、デメリットについても事前に把握しておきましょう。
住宅ローンを借り換える場合、改めて審査などの手続きが必要となるため、手間がかかってしまうというデメリットがあります。
記入する書類なども複数あるので、ある程度の手間と時間がかかることは事前に理解しておきましょう。
住宅ローンを初めて借り入れるときに比べて、借り換えの場合は審査が厳しくなる可能性があります。
借り換えするときは、最初に借り入れたときよりも年齢を重ねていることになるため、健康面において条件が悪化しているケースが考えられるからです。
借り換えを検討する場合は、年齢などにより健康状態が悪くなる前に行うことを心がけましょう。
住宅ローンの借り換えでは、タイミングが重要です。
上記3つの項目に分けて、借り換えのタイミングについて解説していきます。
より低い金利に借り換えできる場合のタイミングは、残りのローン残高と返済期間によって判断しましょう。
残りのローン残高が1,000万円以上あることと、返済期間が残り10年以上あるという2つの基準を目安に借り換えのタイミングを計ると、金利をより低くできる可能性が高まります。
金利タイプを変更したいと考えたときも、借り換えを検討するタイミングです。
例えば、安定した金利を求めるようになった場合は、変動金利タイプから固定金利タイプへ変更することで、金利の変動による不安をなくすことが可能になります。
固定金利の優遇期間が終了するタイミングも、借り換えを考える1つの目安です。
組んでいる住宅ローンで固定金利の優遇期間が設けられている場合、期間が終了すると金利が上昇してしまいます。
優遇期間終了のタイミングに合わせて借り換えることで、今後の金利をできるだけ抑えることを検討してみましょう。
住宅ローンの借り換えを検討する際は、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。
それぞれ具体的に解説していきます。
住宅ローンを借り換える場合、諸費用が発生することを把握しておきましょう。
借り換え手続きに関する事務手数料や、新たなローンにおける保証料、契約の際に必要となる印紙税などが必要となります。
住宅ローンを借り換えても、実際にはあまり効果が見込めないというケースもあるので、注意が必要です。
手間と時間をかけて借り換えの手続きをしても、見合った成果が見込めない場合は、借り換えるかどうか慎重に判断するようにしましょう。
住宅ローンの返済期間中に金利を見直すことは、借り換えでなくても可能なケースがあります。
例えば、市場金利が契約当初よりも下がった場合に、ローンの金利も下げてもらえないか借入先の金融機関に交渉することが可能です。
必ずしも交渉が通るとは言い切れませんが、別の金融機関に借り換えされるよりは、金利を下げて継続してもらうほうを選ばれるケースも多くあります。
ここでは、借り換えにかかる諸費用について解説していきます。
上記2つの項目に分けて見ていきましょう。
借り換え先金融機関でかかる費用は、事務手数料や保証料、印紙税などの各種税金があります。
細かい金額については、借り換え先となる金融機関によって異なるので、事前に調べて比較検討しておきましょう。
これまで借りていた金融機関で発生する費用は、抵当権の抹消登記のための登録免許税や、繰り上げ返済手数料などがあります。
繰り上げ返済手数料については、金融機関によって不要となる場合もあるので、借入先の金融機関に確認をとっておきましょう。
ここでは、具体的な借り換えの手続きの流れを押さえておきましょう。
借り換えを検討し始めたら、まずは新たな借入先となる金融機関を選びます。
それぞれの金融機関によって異なる条件を比較しながら決めるのがポイントです。
金融機関を決めたら、事前審査を受けます。
無事に審査が承認されたら、これまで借りていた金融機関に対して繰り上げ返済を申請しましょう。
その後、新たな借入先の金融機関の本審査を受けてから、ローン契約の締結となります。
新たな借入先となる金融機関に、これまでの借入先へ残りの返済額を一括で振り込んでもらい、借り換え完了です。
住宅ローンの借り換えに関するよくある質問を3つ紹介します。
回答と合わせて見ていきましょう。
住宅ローン借り換えを検討すべき金利差の目安は、1%以上です。
1%以上金利が下げられる見込みがあれば、借り換えを検討してみましょう。
住宅ローンの借り換えは、原則として同じ銀行内ではできません。
借り換える場合、借入先の金融機関をこれまでと別の機関に変更しなければならないことを理解しておきましょう。
住宅ローンの借り換えに必要な書類は、収入を証明できる書類や、対象となる住宅の登記簿謄本、これまでの住宅ローンの返済予定表などがあります。
借り換えを検討する際は、必要な書類をある程度揃えておくとスムーズです。
住宅ローンの借り換えは、メリットが大きいタイミングを把握して行うことが重要です。
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