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家づくりコラム
建物・家づくりについて
2023.02.28
本記事では、家を建てる際に土地と施工会社のどちらから決めるべきかについて解説します。
注文住宅を建てるためには「土地」と「施工会社」を決める必要がありますが、どちらを優先して検討すべきか判断しかねている人は少なくありません。
土地と施工会社は、決める順番によってメリット・デメリットがあるので、それぞれを把握した上で優先順位を付けましょう。
【この記事でわかること】
● 家づくりにおいて土地と施工会社(ハウスメーカー)どちらを先に決めるべきか ● 施工会社に土地探しを依頼した方がよいかどうか |
結論からいうと、家を建てる場合は施工会社から先に決めることが望ましいといえます。ただし、土地と施工会社のどちらを先に決めた場合でも、メリットとデメリットがあります。
まずは、この章で解説するメリット・デメリットを押さえておきましょう。
土地を先に決めることで、勤務ルートや通学ルート、周辺のライフインフォメーション、車の駐車想定台数などをイメージした状態で建物を検討できます。
特に、駐車計画は建物のプランに大きな影響を与えることになるため、駐車台数がおおよそであっても確定している状態は大きなメリットといえるでしょう。
土地を先に決めることで建物に充てる予算が決まってしまい、最悪の場合は建物の広さや仕様を妥協しなければならなくなります。
そのため、エリアや立地に余程のこだわりがないのであれば施工会社を決め、建物の予算と大きさが確定した状態で土地を探すことがおすすめです。
施工会社が決まれば、建物の予算と必要な建築面積も決まることになり、土地探しが進めやすくなります。
建物の大きさだけを決めて土地探しすることも可能ですが、その場合は施工会社によって予算が大きく変わってしまい、予想外の資金計画になることもあります。
たとえば、30坪の家を坪単価50万円のローコスト住宅メーカーと120万円の大手ハウスメーカーで比べた場合、建物の本体価格差だけでも2,100万円です。
このように、施工会社を決めて家づくりを進めることで、資金計画が大きく崩れるリスクがない点は大きなメリットです。
施工会社から先に決めた場合は、施工会社の仕様や特徴に合わせた土地を探さなければなりません。
たとえば、鉄骨のユニット工法で建築する施工会社の場合、道路幅が狭かったり電線が近くにある場合などは建築できません。
また、道路によってはガードマンを設置する必要があり、他の施工会社に比べて余計な費用がかかるケースもあるでしょう。
このように、施工会社を決めることで土地以外の費用が高くなることもあるので、注意しなければなりません。
ここでは、施工会社を先に決めるべき理由について解説します。
後悔のない納得の家を建てるためにも、この章で解説するポイントは家づくりを始める前に押さえましょう。
施工会社を先に決めることで、建物にかける予算が確定します。その結果、総予算から建物の予算を差し引いた金額が土地の予算となり、予算内におさまる土地を重点的に捜索可能です。
また、施工会社が決まると長期優良住宅やこども未来補助の申請可否が分かるため、住宅ローンの金利優遇を受けられるかどうかが判明します。
このように、施工会社を決め建物の予算とスペックが分かることで、家づくりにかかる費用がより具体的になります。
土地が決まっていない状態であれば、外観や居住スペースの間取りなどを自由に設計できます。
まずは、要望を詰め込んだ間取りを設計し、その上で優先順位を付けて土地を探しましょう。
このようなステップを踏むことで、優先順位の高い要望を確実に盛り込んだ家を建てられるだけではなく、納得度の高い注文住宅となります。
間取りや駐車計画がはっきりとした状態で土地探しを進めるので、土地を実際に見た時にリビングや玄関の位置をイメージしながら検討できます。
このようなイメージ付けは、土地探しする上で非常に重要なポイントとなります。したがって、建物の予算やおおまかな間取りを決めた上で、土地探しを始めることが重要です。
施工会社から先に決めることで建物の仕様を十分に検討でき、機能を充実させられます。
特に、高気密・高断熱の家を建てる際には機能が重要となるため、建物に十分な時間と費用を費やしましょう。
施工会社は一般的に建築専門となり土地のプロではありませんが、土地探しも合わせて依頼するケースは少なくありません。
この章では、施工会社に土地探しを依頼する際の注意点を解説します。
・そもそも土地探しに対応してくれないケースもある
・土地探しだけを依頼することはできない
順番に見ていきましょう。
施工会社は、不動産会社のように公開されている土地を全て把握していないケースもあり、本来の業務とは異なるステップになる傾向があります。
したがって、土地探しを依頼したとしても不動産会社を紹介されるケースが多いでしょう。
施工会社は、一般的に土地だけを探す依頼は受けられません。
施工会社による土地探しは、あくまでも家を建てるために必要なステップとして手伝う程度であることを把握しておきましょう。
最後に、土地探しと施工会社に関するよくある質問を紹介します。
順番に回答していきます。
ハウスメーカーは一般的に、土地探しが専門分野ではありません。ただし、多くの不動産会社と提携しているため、結果的に土地のプロに依頼するのと同様の情報を入手できます。
したがって、施工会社が決まった場合は不動産会社を合わせて紹介してもらい、希望の建物が建てられる土地も提案してもらいましょう。
土地が決まっていなくとも、ハウスメーカーに依頼することは可能です。
その場合は、建物の予算と建築面積を先に決められるため、じっくりと土地探しができます。
ハウスメーカーが最終的に土地を決めるまでは、1ヶ月前後の期間が必要となるでしょう。
ハウスメーカーに土地探しを依頼した場合は、一般的に不動産会社を紹介されることになるため、担当者にどのような土地を探しているのかを伝える必要があります。
これらの期間を踏まえると、最低でも1ヶ月程度は必要であることを押さえておきましょう。
予算や建物の仕様で、妥協せずに家づくりを進める場合、施工会社を先に決めることが望ましいといえます。ただし、施工会社は不動産会社と提携しているケースがほとんどであるため、土地も合わせて探してもらうことが重要です。
国分ハウジングでは、お客様に寄り添いながら最適なプランを提案いたします。土地探しに関するご相談も承りますので、ぜひ一度国分ハウジングへお問い合わせください。
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