Blog / Column
スタッフブログ・コラム
家づくりコラム
資金(ローン)について
2023.02.28
この記事では、ネット銀行の特徴やメリットデメリット、メガバンクとの比較などを解説します。
近年、住宅ローンを検討する際にネット銀行を選ぶ人は多い傾向にあります。ネット銀行は通常の金融機関とは異なる特徴があるので、事前に特徴をしっかりと把握しなければなりません。
住宅ローンの借入先でネット銀行を検討している人は、本記事を最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● ネット銀行の特徴とメリット、デメリット ● ネット銀行とメガバンクとの比較 |
ネット銀行とは、通常の金融機関とは異なり店舗がない銀行を指します。そのため、預金の引き落としなどは、全てコンビニのATMなどから行います。
また、インターネットバンキングを利用することで、24時間振り込みできる点もネット銀行の大きな特徴だといえるでしょう。
この章では、ネット銀行で住宅ローンを組むことのメリットについて解説します。
順番に見ていきましょう。
ネット銀行の大きなメリットとして、金利が通常の金融機関よりも安くなる点が挙げられます。
店舗がなく、全てインターネットバンキングで完結できるため、他の金融機関より固定費がかからず、その分金利を安くできるとされています。
そのため、なるべく低金利で融資を受けたい人にとっては、ネット銀行がおすすめです。
ネット銀行では、事前審査や本審査、金消契約、決済などの手続きを全てWeb上で完結できます。そのため、平日に銀行に行く予定を調整する手間もなく、効率良く審査を進められます。
ネット銀行はWeb上で契約できるため事前審査の結果が平均1日とスピーディーです。
通常の金融機関と比べても、数日から2週間ほど回答期間を要するのが一般的であるため、ネット銀行の回答スピードは非常に早いといえるでしょう。
ネット銀行は、団体信用生命保険の種類が豊富であったり、スマートフォンの通信代が割引になったりと、通常の金融機関にはあまりないサービスを展開しています。
そのため、自分自身に合った住宅ローンを探すためには、ネット銀行と通常の金融機関を合わせて検討することがおすすめです。
ネット銀行は多くのメリットがあるものの、通常の金融機関にはないデメリットもあります。
ここでは、以下のデメリットを解説していきます。
デメリットの中には、そもそも住宅ローン融資が受けられないケースもあるため、メリットに加えて把握しておきましょう。
ネット銀行は全てオンラインで進めるため、実際に担当者と会って手続きを進めることはありません。対面で相談できないことは、多額の借入を進める際には不安材料になるでしょう。
担当者と対面で借入を進めたい人は、通常の金融機関を選択する方が安心といえます。
ネット銀行は、保証料や繰上げ返済手数料、団信の費用などが無料としている場合が多いですが、事務手数料は通常の金融機関よりも高額になるケースがほとんどです。
ただし、借入する人の年収や勤務先次第では事務手数料も大きく下がることがあります。したがって、Web上で公開している情報だけでなく、担当者に相談しながら見極めましょう。
ネット銀行は、ほとんどの機関で通常の金融機関よりも審査が厳しくなります。
そのため、低金利で借りたいからといってネット銀行だけを選んだとしても、借入申込者の条件次第では、全て否決となるリスクがあるので注意が必要です。
ネット銀行は、事前審査の結果が早い一方で、本審査は住民票や印鑑証明書などを郵送で送る必要があるため手続きに時間がかかります。
万が一書類に不備があった場合は、追加書類が郵送で届くまで審査が保留となってしまうため、ネット銀行を利用する際には書類を入念にチェックしましょう。
再建築不可物件や築年数が古い物件は担保評価が低いため、ネット銀行は取り扱っていないケースがほとんどです。
担保価値が低い可能性がある物件を購入する場合は、事前審査を提出する前に不動産会社経由で取り扱いの可否を確認しましょう。
ここでは、さまざまな項目からネット銀行と住宅ローンを比較していきます。
それぞれ、以下の表にまとめているので、住宅ローンを検討する際の参考にしましょう。
項目 | ネット銀行 | メガバンク |
相談方法 | メールもしくはWeb面談 | 対面 |
審査の進め方 | Web | 店舗もしくは自宅で手続き |
審査のスピード | 事前審査は早いが本審査は遅め | ネット銀行と比べて事前審査は遅く、本審査は遅め |
金利 | 低い | ネット銀行に比べて高い |
銀行との契約 | Web面談 | 対面 |
決済 | 立ち会いなし | 立ち会いあり |
上記の通り、ネット銀行は担当者とのコンタクトが非常に少ないなどの特徴があります。
そのため、スピーディーに事前審査や手続きを進められる一方で、融資の進捗が把握できなくなることもあるため注意しましょう。
この章では、おすすめのネット銀行を紹介します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
最低金利 | 0.32% |
最低手数料 | 0円 |
相談方法 | 電話、Web面談、店頭 |
団信上乗せ金利 | がん団信は+0.1% |
その他の特徴 | 自己資金10%用意する場合は金利0.05%優遇 |
※参考:住宅ローンの金利一覧 新規でお借り入れをご検討の方 | SBI新生銀行
SBI新生銀行には手数料が0円である点と、自己資金を10%以上用意した場合に0.05%金利が引き下げになる特徴があります。
そのため、自己資金を多く用意できる人におすすめのネット銀行といえるでしょう。
最低金利 | 0.39%(対面の場合) |
最低手数料 | 0円 |
相談方法 | 電話、Web面談、店頭 |
団信上乗せ金利 | 三大疾病団信は+0.25% |
その他の特徴 | 『価格.com住宅ローンカテゴリランキング』で1位を獲得 |
※参考:住宅ローンTOP | NEOBANK 住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、三大疾病団信を0.25%上乗せで加入できる点が特徴であり、健康に不安がある人は検討すべき銀行といえます。
最低金利 | 0.289%(※) |
最低手数料 | 借入金額×2.2% |
相談方法 | 電話、Web面談、店頭 |
団信上乗せ金利 | がん団信の金利上乗せなし |
その他の特徴 | 2022年オリコン顧客満足度住宅ローンランキング1位 |
※auユーザーであれば0.07%、じぶんでんきユーザーであれば0.03%引き下げとなる
※参考:住宅ローン | auじぶん銀行
auじぶん銀行は、スマートフォンと電気会社を利用している場合に低金利となるため、auユーザーであれば検討することがおすすめです。
また、がん団信の金利上乗せがない点も大きな特徴といえます。
最後に、ネット銀行の住宅ローンに関するよくある質問を紹介します。
順番に回答していきます。
ネット銀行と地方銀行の違いは、主にメガバンクとの違いと同様です。ただし、地方銀行の方がメガバンクよりも金利が低い傾向にあるため、ネット銀行との金利差は小さくなるといえます。
金利だけで選ぶ場合はネット銀行がおすすめですが、店頭で相談したい場合や銀行の支店で引き落としや振り込みしたい人にはメガバンクがおすすめです。
このように、ネット銀行とメガバンクの選択はライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
ネット銀行は、事前審査を申請してから1日で回答がありますが、書類を準備し本審査を受け、契約に至るまでは約1ヶ月の期間を要します。
書類の準備や物件の情報も集める必要があるため、漏れがないように準備物を確認しながら進めることがおすすめです。
ネット銀行の魅力は金利が低い点にありますが、それ以外のサービスも検討し、最適な銀行を選択しましょう。
国分ハウジングでは、家づくりのプランだけではなく住宅ローンの相談も承ります。住宅ローンの借入先を多くの金融機関で比較検討したい人は、ぜひ国分ハウジングまでご相談ください。
来場予約|国分ハウジング |