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建物・家づくりについて
2022.11.30
マイホームを建てるとき、平屋を検討する方は少なくありません。
一般的な2階建てや3階建ての住宅に比べて、1階部分のみでできている平屋住宅は、「階段の上り下りが不要で使いやすい」というイメージから高い人気を集めています。
ただし、実際に平屋を建てようとする場合は平屋の持つメリットとデメリットを把握しておくことが重要です。
そこで本記事では、平屋のメリットとデメリットについて、建てる際に失敗しないためのポイントも押さえながら詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
● 平屋とは何か ● 平家のメリット・デメリット ● 平屋を建てる際に失敗しないためのポイント |
まずは、平屋の定義を理解しておきましょう。
平屋とは、家の中に階段を設けない1階建ての住宅のことです。リビングやその他の居室、浴室やトイレなどの水回りスペースなどがすべてワンフロアとなっています。
このように、マンションの一室を一戸建て住宅で再現したようなイメージになるでしょう。
平屋は、新築住宅を建てる際によく検討される人気の高い住宅といえますが、平屋が人気を集めているのにはさまざまな理由があります。
大きな理由の1つは、見た目がコンパクトでおしゃれという点です。一般的な2階建てなどの住宅に比べ、個性的でデザイン性が高く見えることで、平屋に憧れを持つケースは少なくありません。
ほかにも、ワンフロアで家事がしやすそうな点や階段がなく子育てしながら安心して暮らしやすい点なども人気の理由として挙げられます。
平屋のメリットは、以下の通り5つあります。
それぞれのメリットについて、詳しい内容を見ていきましょう。
平屋で生活することで、家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
平屋は、すべての空間がワンフロアにまとまっていることから、自然に家の中で家族と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが豊かになります。
例えば、自分の部屋を持った子どもと距離が生じることを心配する親にとって、階段による隔たりが無いという点は、平屋ならではの嬉しいポイントです。
平屋は、生活動線が効率的であるという点も大きなメリットです。
例えば、一般的な2階建て住宅の場合、1階の洗濯機から重たい洗濯物を持って2階のベランダまで運ばなければならないケースが多くありますが、平屋ならそういった手間が省けます。
子育て世帯や共働きで忙しい家庭は特に、平屋のメリットとして生活動線が効率的になるという点を押さえておきましょう。
平屋は、建物のメンテナンスを必要とする部分の面積が少ないことから、メンテナンス費用を削減できるというメリットもあります。
特に、外壁のメンテナンス費用は一般的に高額になりがちですが、平屋にすることで大幅に費用を抑えることが可能です。
長く住み続けることを考える際の重要なメリットとして、頭に入れておきましょう。
2階建て以上の住宅に比べて、平屋は構造が安定的で地震などの災害に強いという点も、メリットとして押さえておきましょう。
1階部分のみで完成される平屋は、建物そのものの高さが低いため、地震の揺れによる影響を受けにくくなります。また、外からの風の影響を受ける面積も小さくなることから、台風などの災害にも強いといえるでしょう。
家の中に階段を設けない平屋は、バリアフリーの対応がしやすいというメリットもあります。
すべての空間をワンフロアにできるので、階段や段差を無くしたバリアフリーの生活を実現することが可能です。
介護の必要がある家庭はもちろん、将来自らの老後の生活を考慮すると、バリアフリーの対応がしやすい平屋は非常に魅力的であるといえます。
平屋を検討する際は、メリットだけでなく以下5つのデメリットも把握しましょう。
それぞれ、詳しく解説していきます。
平屋を建てる場合、広大な敷地が必要となるため、土地探しが大変になる可能性があります。
通常であれば、2階建て住宅に取り入れる空間をすべてワンフロアに盛り込むためには、それ相応の広さの土地を確保しなければなりません。土地面積が広くなれば、その分で土地の購入費用や、固定資産税も高くなる点を理解しましょう。
平屋は1階部分のみでできているため、防犯面で不安が残るというデメリットも挙げられます。
2階以上の部屋であれば、夜間に窓を開けたままにしておくケースもありますが、平屋の場合は外からの侵入の危険を考えると不安が残ってしまいます。
平屋を建てる場合は、防犯についても検討しておくことが大切です。
平屋は、周辺環境によっては日当たりや風通しに注意が必要であるという点も把握しておきましょう。
例えば、周辺に2階建て以上の建物が多くある中で平屋を建てる場合、周りの建物により日当たりや風通しが遮られてしまう可能性があります。
平屋を検討する場合は、近隣の建物の状況も必ず確認しておきましょう。
平屋を建てる場合、建築費用が比較的高くなるというデメリットもあるので注意しましょう。
平屋を検討する人の中には、階数が少ないほうが建築費用も安く済むというイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし、実際には平屋のほうが建物の基礎工事が必要な部分が多くなり、建築費用が高額になるケースがあるので注意が必要です。
建物全体が1階部分である平屋は、浸水被害を受けやすいというデメリットもあります。
例えば、2階建て住宅の場合は大雨などによる浸水被害を受けたとき、2階に一旦避難して安全を確保することが可能です。
しかし、平屋の場合には家全体が浸水してしまい、上の階へ避難できません。したがって、平屋を検討する場合はハザードマップなどを参考に、浸水の危険性を事前に確認しましょう。
新築で平屋を建てる際に失敗しないためには、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
1つずつ詳しく解説していきます。
平屋を建てる場合、土地の形や向きを事前によく確認しましょう。
平屋は、建物の高さが周りよりも低くなる場合が多いため、土地の形や向きが日当たりや風通しに大きく影響します。
土地の形や向きを確認せずに平屋を建てた場合、快適な暮らしが実現できない可能性があるので注意が必要です。
平屋を建てるとき、価格の安さだけで判断することは避けましょう。
価格の安さだけを重視して平屋を建てると、防犯できないなど入居してから後悔することになりかねません。
したがって、平屋ならではの特徴をしっかりと把握したうえで、必要な部分には費用をかけることが重要なポイントです。
平屋を建てる場合、ライフプランの変化を考慮することが非常に大切です。
例えば、将来子どもが成長したとき、お互いのプライバシーを守れる構造になっているかどうかを考慮することは重要なポイントとなります。
2階建て住宅に比べ、すべての部屋が同じフロアとなる平屋では、プライバシーの確保が難しくなりがちのため、将来のライフプランの変化を見据えた家づくりを心がけましょう。
平屋を検討する場合は、平屋ならではのメリットやデメリットをよく理解することが非常に大切です。したがって、メリット・デメリットを把握し、理想の住宅を手に入れましょう。
国分ハウジングでは家づくり相談会を実施しています。
・マイホームを考え始めたけど、何から始めたらいいかわからない…
・マイホームに必要な資金って具体的にいくら?
・何にお金がかかるの?追加費用ってどのくらい必要?
・貯金を崩さずにマイホームを実現することって可能?
といった家づくりに関する様々な悩みを解消できますので、家づくりでお困りの方はお気軽にお問い合わせやご来場ください。
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