Blog / Column
スタッフブログ・コラム
家づくりコラム
資金(ローン)について
2021.07.29
生活していく中で絶対に必要となるランニングコストの一つが光熱費です。
光熱費には電気・ガス・水道などがあり、日々の生活によって上下します。
ただ、工夫次第では大きく節約可能なため、節約方法について知っておくことが大切です。
今回の記事では光熱費を節約するためのポイントを簡単に紹介します。
ちょっと気をつけるだけで毎月数百円~数千円の節約につながるため、ぜひここで解説する節約方法を実践してみましょう。
なお、実践できなくては効果も出ないので、ここでは忙しい毎日を送る方でも簡単にできる節約方法だけを厳選しています。
そもそも光熱費とは何かをまず知る必要があります。光熱費とは電気・ガス・水道など生活に欠かせないライフラインに関するランニングコストです。
現代人の生活においては普通に暮らすだけでも電気・ガス・水道を使うことになります。当然ながら、これらは無料で使えるわけではありません。
電気であれば電力会社、ガスであればガス会社、水道であれば水道局にお金を支払うわけです。
近年はこれら生活に欠かせないライフラインの自由化も進み、自分で選べるものも多くなっています。
少なくとも水道局は例外ですが、電力会社やガス会社は好みのところを選べます。
そうすることで自分に合ったプランを選択でき、それぞれのプランと使用量によって毎月の支払いが決まります。
光熱費は全国平均で世帯当たり毎月1万円前後とされており、毎年12万円前後かかるとされています。
ここからどれだけ節約できるかがポイントとなってきます。
以下に、電気・ガス・水道それぞれの節約ポイントをまとめます。
まずは電気代の節約ポイントについて見ていきましょう。
電気代は全国平均で一世帯につき毎月3,000円前後が目安となります。毎年3万6,000円ほどが電気代に消えていくというわけです。
地域によって違いはあるものの、主にエアコン・テレビ・洗濯機・掃除機・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジなどで電気代がかかります。
そのほか、近年はテレワークをする人が増えたことで、パソコンの利用やスマホの充電などでも電気代がかさんでいる人も増えています。
そのため、電気の使用量によっては月5,000~7,000円ほどになる場合もあるでしょう。
また、電気代は季節によっても大きく左右されます。たとえば、夏は冷房を使うことが多くなるため、どうしても電気代が高くなります。
逆に、冬は暖房を使うことで、電気代が上がります。季節によっては洗濯や掃除の頻度も増えるため、その度に電気代がかさむことも想定しなくてはなりません。
電気代は契約する電力会社によって大きく異なります。そのため、まず電気代を節約したいと思った場合は電力会社の見直しを検討しましょう。
もしくはプランを比較することで新たな発見もあるはずです。
そういった小さな工夫で電気代も徐々に浮いていきます。月々1,000円浮くだけでも、年間にすれば1万2,000円の節約になります。
ちなみに、近年はオール電化など新たな選択肢も増えたことで、電気とガスを一本化する人もいるでしょう。
その場合はガス代がなくなり、電気代に一本化されます。そうした一本化を提供している電力会社やプランを活用することで、節約を狙うことも可能です。
電気代は家電の使い方を工夫するだけでも大きな節約になります。
たとえば、使っていない家電のコンセントは抜いたり、電源を切っておいたり、そもそも電気の使用量が増えないようにすることで節約になります。
家電の中にはコンセントをつないでいるだけで電気を消費することもあるため、電源を切るだけではなくコンセントから抜いておくことも大切です。
また、近年の家電の中には節電機能を搭載したものも多くなっています。
これらは省エネ家電ともよばれており、エネルギー効率が良いものやエネルギー消費が少ないものもあります。
通常の家電に比べると値は張りますが、長い目で見ると節約になるため、それら節電に特化した家電を選ぶというのも立派な節約になるでしょう。
そのほか、照明はこまめに消したり、テレビを点けっぱなしするのをやめたり、日常生活でできることはたくさんあります。
次にガス代の節約ポイントについて見ていきましょう。
ガス代も全国平均で毎月3,000円前後かかります。毎年3万6,000円前後はガス代として消えているわけです。
これは家族構成などによっても異なり、子供や孫と同居している方の場合は毎月5,000円前後で毎年6万円前後ほどかかることもあります。
ガス代は主にお風呂やシャワーの他、自炊などをする場合にかかります。そのため、どうしても同居人が増えると、それに比例してガス代も増幅してしまう傾向にあるのです。
ガスには主に都市ガスとプロパンガスの2種類があり、どちらを選ぶかによって目安も変わってきます。
全国平均で見ると都市ガスに比べてプロパンガスの方が割高になっています。
そのため、どちらのガスを使うかによっても大きくガス代の目安は変わってくるでしょう。
ガス代は都市ガスとプロパンガスで大きく違うため、まずはどちらを選ぶべきなのかをきちんと考えましょう。
条件次第なところはあるもののほとんどは都市ガスよりプロパンガスの方が高くなるため、もし節約したいなら都市ガスを選ぶことから始めるべきです。
そうすることで月々数百円~数千円の節約になることもあります。
東京ガスを目安に考えると、都市ガスは1ヵ月のガス使用量が30m2の場合だと20~80m2の基本料金が約1,036.80円となります。
それ以降は1m2当たりの基準料金が約128.08円となります。
その一方、プロパンガスは供給元で変わるものの東京都の平均では20m2の基本料金が1,573円、従量単価が1m2につき475円となっています。
これは20m2の使用料として試算した目安ですが、これを見る限りはやはりプロパンガスより都市ガスの方が割安です。
ただ、物件によっては都市ガスとプロパンガスを選べない場合もあるため、持ち家ではなく賃貸で暮らす方は要注意です。
ガス代に関しても、とにかく使わないようにすることが最大の節約になります。
普段お風呂やシャワーを45分使っているところ、30分にするだけでも節約になるでしょう。
また、お風呂にお湯を張るところ、シャワーだけで済ませるだけでも節約になります。このように使用量自体を減らすことが節約になります。
また、自炊する方は調理時間を少なくすることで節約になるはずです。
ガスコンロを長時間使うような料理の場合、やはりそれに伴ってガス代も高くなります。
一見すると「自炊=節約」と考えがちですが、状況次第でガス代がかさむことは加味しておきたいものです。
そのほか、北国などの降雪地帯ではガスストーブを用いる方も多いでしょう。
夏はまったくかからないものの、冬はガスストーブだけで数千円~数万円となることもあるため、北国では特に注意しましょう。
最後に水道代の節約ポイントについて見ていきましょう。
水道代も全国平均で一世帯で2ヵ月で3,000前後かかります。年間では1万8,000円前後となるため、意外とばかになりません。
水道代は主にお風呂やシャワー、トイレ、キッチンなどの水回りで発生します。多くの水道会社では2ヵ月に1回の請求で、水の使用量に応じて請求されます。
毎日入るお風呂やシャワーはもちろん、トイレやキッチンで水を流します。
あまり水道代がかさむという印象はないかもしれませんが、水回りは常に使用することになるため、節約できる部分は節約することをおすすめします。
水道代はとにかく水回りを使わなければ、節約になります。
より具体的に見ていくと、例えば1リットル0.24円とした場合、使用量を1分減らすだけで月々約86円の節約になります。
これは年間で約1,037円の節約となります。たとえば、お風呂やシャワーで使う水を1日5分だけ減らせば、毎月約430円、年間では約5,185円の節約になります。
水道局を変えるということはできないため、極力、使用量を減らすことによって節約していきましょう。
少し減らすだけでは目に見えて節約している感覚もないでしょうが、1日に使う水を5分減らすだけで年間では4桁以上の節約になるのです。
千里の道も一歩から、まずは日々の水の無駄遣いを減らしていきましょう。
水道代は水の使用量を少し工夫するだけで節約になります。
たとえば、毎日のシャワーがついつい長時間になっている方は、逆にお湯を張った方が節約になる場合もあります。
特に、家族の人数が多い場合は、家族全員がシャワーを浴びるより、お湯を張ってお風呂に入った方が安上がりです。
また、トイレをいつも「大」で流している方は「小」で流すなどの工夫も大切です。「大」と「小」では単純に流れる水の量が倍近く変わるため、年間で考えると大きな節約になります。
そのほか、キッチンで洗い物をする際は水を貯めて洗ったり、衣服を洗濯する際には節水モードを活用したり、水回りでできる節約方法はたくさんあります。1つひとつは小さなことですが、すべて実行すれば節約効果も実感できるはずです。
光熱費は主に電気・ガス・水道の3つを節約することで、毎月2,000~3,000円ほどの節約になります。
すべて合計すると毎月1万円ほどかかるのが普通ですが、それを約7,000~8,000円ほどに節約できれば年間で2万4,000~3万6,000円ほどの節約になります。
決して何十万円も節約できるわけではないですが、年間で家電1つ分のお金が浮くと思えば大きいですよね。こればかりは「やったもの勝ち」なので、ぜひ記事を参考にしながら節約してみてください。
家づくりをしたいものの何から始めればよいか分からないなど、住宅についてのお悩みがある方は、以下より来場にてお気軽にご相談ください。