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2021.02.28

家の寿命は何年?木造住宅の本当の耐用年数

家をこれから持つという方には、ある覚悟が必要です。

それは「ずっと家を守っていく」という覚悟です。

 

いくら新築で建てた家もいずれは中古の家になります。

そして、最終的には寿命を迎えてしまいます。

建て替えるのか売却するのか、選択を迫られることでしょう。

 

その際、どのような対応をするかによって人生が左右されることもあります。

また、そもそもどのような家を建てるのかによって寿命も変わってきます。

これらは専門用語で法定耐用年数とよばれ、家を建てる際にどのような構造にするのかによっても変わってきます。

 

今回は、家の寿命が何年なのかをご紹介します。

また、木造住宅の耐用年数なども解説します。

どのような家でもきちんと手入れすれば法定耐用年数よりも寿命が長くなるので、ぜひ向こう数年、数十年かけて守っていくことを心に決めましょう。

目次

  • 目安の耐用年数と本当の耐用年数は違う?
  •  木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造それぞれの住宅の寿命
  •  減価償却の計算に使われる「法定耐用年数」
  •  1998年に耐用年数が短縮
  • メンテナンス次第で建物の実際の寿命は変わる
  •  今の家に長く住み続けるコツは?
  •  日常的な掃除
  •  設備の定期的な点検
  •  安定的な修理
  •  革新的な改修
  • 寿命が近づいた家はどうすれば良い?
  • まとめ
  • 目安の耐用年数と本当の耐用年数は違う?

    実は耐用年数はあくまでも目安です。

    すべての家が法定耐用年数の通りとなるわけではないため、本当の耐用年数とは違うことを理解しておきましょう。

     

    お手入れ次第でも家の寿命は変わってきます。

    たとえば、家を建ててからまったく手入れしていない場合、法定耐用年数よりも短く寿命を迎えてしまう可能性があります。

    逆に、家を建ててからきちんと手入れをしている場合、法定耐用年数よりも長く寿命を延ばせる可能性が高いです。

    また、単にどのような構造で家を建てたのかによっても大きく違ってきます。

    そのため、まずは手入れすることが重要となるほか、どのような構造にするかも考えておかなくてはなりません。

    特に、木造なのか鉄骨造なのか鉄筋コンクリート造なのかで寿命が大きく変わるため、以下の項目を参考にしてみてください。

     

    木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造それぞれの住宅の寿命

    木造

    22年

    軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下)

    19年

    軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm超4mm以下)

    27年

    重量鉄骨造(骨格材肉厚4mm超)

    34年

    鉄筋コンクリート造

    47年

     

    先に上の表を見ていただくとわかるのですが、それぞれ法定耐用年数が違ってきます。

    構造によっては10~20年近く寿命に差があるものも多いため、これから家を建てるという方はどのような構造にすべきなのかも考えておくべきでしょう。

     

    たとえば、日本家屋の多くが採用している木造の場合、法定耐用年数は22年となります。

    20年以上も寿命があると思うと長く感じるかもしれませんが、子供が生まれて大学を卒業するまでと考えると意外と寿命は短いものです。

    しかし、重量鉄骨造であれば34年、鉄筋コンクリート造であれば47年は寿命があるとされているため、構造によっては木造に比べて1.5~2倍以上の寿命を持つ構造もあるわけです。

     

    住宅の寿命は数十年単位で変わるため、どのような構造にするかによって向こう数年数十年先の選択肢が大きく変わってきます。

    その点も理解して、家を建てていくことが必要となるでしょう。

     

    減価償却の計算に使われる「法定耐用年数」

    法定耐用年数とは簡単に言うと、減価償却資産が利用に耐える年数を表しています。

    要は資産としての価値がいつまで残るのかを表したものです。

    これら法定耐用年数は住宅などの建物の他、工業機械や電子機器や事務用品などいろいろなものに設定されています。

    それら法定耐用年数を迎えると、資産としての価値がゼロになるということです。

     

    家などの減価償却資産に関しては、購入した代金を耐用年数の間、経費として計上することが可能です。

    たとえば、50万円の減価償却資産の法定耐用年数が5年の場合、5年の間は毎年10万円ずつを経費として計上できる仕組みとなっています。

     

    仮に、木造の集合住宅を建てたとすると、法定耐用年数の22年間は、その資産価値を22年分で計算して毎年経費として計上できるわけです。

    これらは一般の方にとってはあまり関係ないものですが、耐用年数の仕組みを知る上で理解しておくと、家の寿命について考える手がかりになります。

     

    1998年に耐用年数が短縮

    従来の日本、特に1998年までは耐用年数も2021年現在とは異なりました。

    もともと法定耐用年数が最初に設けられたのは1951年のことです。

    これらは現在使用されない建材から割り出されたもので、昔と今ではそもそも使用される建材が異なります。

     

    そのため、国では新たな耐用年数を設定すべく、1998年に法定耐用年数を改定したわけです。

    これらは現代の建材の変化に合わせて法定耐用年数を設定し直したかたちです。

    現在の法定耐用年数に関しては前述の項目「木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造それぞれの住宅の寿命」の通りです。

    以下、参考までに1998年まで採用されていた法定耐用年数を記載しておきます。

     

    ・木造:24年

    ・軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下):20年

    ・軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm超4mm以下):30年

    ・重量鉄骨造(骨格材肉厚4mm超):40年

    ・鉄筋コンクリート造:60年

     

    1998年までの法定耐用年数を見てみると、現在に比べて長く設定されていたものが多いです。

    これらが時代の変化によって、より適正なものへと変更されたというのが正しい解釈でしょう。

    もちろん、家の寿命自体は普段からの手入れによっても変わるので、メンテナンスをきちんと行う必要があります。

     

     

    メンテナンス次第で建物の実際の寿命は変わる

    何度かお伝えしてきたように、家の寿命は手入れの仕方で変わってきます。細かくメンテナンスをしている家とメンテナンスを怠っている家とでは、数年から数十年ほど寿命が変わることすらあるのです。

    もし、今の家に長く住み続けたいということなら、きちんと手入れをしましょう。

     

    どのような家であっても、やはり雨風の影響は当然のように受けますし、時間が経てば経つほど老朽化や劣化も進みます。

    さらに、日本の場合は地震や台風などの災害も多く、それらの影響で家が深刻なダメージを受けることもあります。

     

    だからこそ、普段からのメンテナンスを怠ることなく、寿命をいかに延ばせるかが重要となってくるわけです。

     

    今の家に長く住み続けるコツは?

    では、どうすれば今の家に長く住み続けられるのでしょうか。

    ここでは誰もが少し気を配るだけでできるメンテナンスのコツを簡単にまとめます。

    これさえできれば、寿命が1~5年は延びるでしょう。

    こまめに手入れを行えば10年以上寿命を延ばすことだって可能です。

    まずは以下でまとめるコツを1つずつ実践していきましょう。

     

    日常的な掃除

    掃除は何かと苦手な方も多いですが、家は日常的に掃除するだけで寿命が大きく変わります。

    特に、汚れをそのまま放置しておくと、だんだんと家の老朽化や劣化が進みやすくなり、寿命もどんどん短くなっていきます。

     

    また、ゴミを溜め込むのも、家にとってはあまり良いこととはいえません。

    ゴミ屋敷のような状態になったまま放置していれば、汚れなどと相まってより寿命が短くなってしまいます。

     

    そのため、普段からこまめに掃除することが重要です。

    外部も内部も含めて掃除することで錆びやカビを防げるのはもちろん、天候による影響なども避けられます。

    家は周辺の環境によって寿命が少なくなってしまうこともあるため、中だけではなく外も含めて普段から掃除を行いましょう。

     

    設備の定期的な点検

    住宅に搭載されている設備は、消耗していきます。

    どのような設備であっても年数を重ねるごとに老朽化や劣化が進んでいくのです。

    家はまだまだ大丈夫であっても導入している設備から古くなっていくこともあるでしょう。

     

    定期的に点検を行い、随時新しいものに交換していくことが重要です。

    特に、トイレやキッチン、そのほかのお風呂など水回りは要注意です。

    普段から頻繁に使用するものほど消耗しやすくなるため、水代わりやエアコンなどは1年ごとに点検するなど適切に管理しましょう。

     

    安定的な修理

    もし物件に何かしらの被害が出ている場合、修理も必要となってきます。

    こうした修理を安定的に行うことによって、壊れてしまったものや傷ついてしまったものも修理できます。

    そういった修復作業によって、実は寿命も各段に延びることがあるのです。

     

    修理してもらうにはそれなりのコストもかかるのですが、耐用年数を迎えてすぐに寿命が来てしまうよりも修理した方が資産としての価値が残る場合もあります。

    修理も取り入れながら、より家を長持ちさせられるよう工夫することが大切です。

    工務店やハウスメーカーによっては、修理を請け負ってくれるところもあるため、相談してみてください。

     

    革新的な改修

    家によっては大規模なリフォームやリノベーションが必要となる場合もあります。

    築80~100年を超えてくると、住み続けるには無理が出てきます。

    しかし、建てられた当時よりも知識が圧倒的に増え、現代の工務店やハウスメーカーは総じてレベルが高いです。

    そのため、革新的な改修もできるようになっています。

     

    リフォームやリノベーションを取り入れることで、家の寿命を延長できます。

    大規模な改修となると数十万円~数百万円単位で予算が必要ですが、それでも、今後の立て替えや売却を考えると、早めに手を打っておくのが得策です。

     

     

    寿命が近づいた家はどうすれば良い?

    もし家に寿命が近づいてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

    主に2つの方法があります。

    1つが立て替え、もう1つが売却です。

    その土地でずっと暮らしたいということなら、思い切って建物ごと立て替えをしてしまうという方法がおすすめです。

    立て替えであれば物件そのものを再構築するため、耐用年数をリセットできます。

     

    まだ資産としての価値が残っている場合は、売却するというのもありです。

    住宅は築年数が経過すればするほど価値が下がり、いずれはゼロになってしまいます。

    しかし、寿命を迎える前であれば売却できるかもしれません。

    リセールバリューの高い家であればあるほど、より効果的な選択肢となるでしょう。

    ちなみにリセールバリューとは、家を購入してから売却するまでの値段のことであり、これが高ければ高いほど高く売れます。

    その点も考えて効果的な選択肢を選びましょう。

     

     

    まとめ

    家の寿命は一般的な木造住宅で約22年とされています。

    しかし、これらは鉄骨造なのか鉄筋コンクリート造なのかでも寿命が大きく変わります。

    鉄骨造では最低耐用年数が19年の一方、最高耐用年数は34年です。

    鉄筋コンクリート造に至っては47年と設定されています。

    これはあくまで目安なので、手入れさえしっかりすればもっと長持ちします。

     

    もし、これから家を建築・購入するという方は、それら耐用年数についても見ておきましょう。

    メンテナンスさえすれば最高で10年以上は長持ちする場合もあるので、いかに普段から手入れできるかが重要となってくるでしょう。

     

    住宅資金に不安がある、家づくりをしたいが何から始めれば良いか分からないなど住宅についてのお悩みがある方は、以下より来場にてお気軽にご相談ください。

     

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