年収400万円で3,000万円の住宅ローンを組むときの返済額は? | スタッフブログ・コラム|国分ハウジング

Blog / Column

スタッフブログ・コラム

家づくりコラム

資金(ローン)について

2021.08.30

年収400万円で3,000万円の住宅ローンを組むときの返済額は?

家を購入する際、多くの方は住宅ローンを何千万円という単位で組むことになります。

たとえば、土地と建物を取得する際の住宅ローンは2,000~4,000万円ほどになることが多いです。
しかし、これらの住宅ローンは年収によって借り入れできる額が決められています。
これを借入限度額や借入可能額などといいます。
住宅ローンを組む際には自分の年収がどれくらいなのかも正確に把握しなくてはなりません。

 

今回はその中でも日本人の平均年収に近い年収400万円を基準に、3,000万円の住宅ローンを組むとどうなるのか解説します。
結論を先にいうと、住宅ローン3,000万円の場合、年収は最低でも600万円ほど必要となってきます。

 

まずはこの記事を最後まで読み、年収400万円で住宅ローン3,000万円の場合、返済がどのようになるのか考えていきましょう。
記事の最後にはギリギリの生活を避けるために知っておきたいことも紹介しておくので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  • 年収400万円のときの手取から返済可能額を算出
  • 3,000万円の住宅ローンの返済額はいくら?
  •  元利金等返済のシミュレーション
  •  元金均等返済のシミュレーション
  • 住宅ローン控除を算出
  • 地震保険料と固定資産税について
  • 頭金について
  • 住宅ローンによるギリギリの生活を避けるためにできることは?
  • まとめ

年収400万円のときの手取から返済可能額を算出

まずは年収400万円の方の手取りについて見ていく必要があります。
結論を先にいうと、年収400万円の手取りは約312万円となります。
これは1ヵ月に換算すると約26万円というところです。
ここから返済可能額を算出していかなくてはなりません。
そのためには返済負担率についても知る必要があるので、併せて説明します。

 

返済負担率とは年収ごとに決められている返済の負担率を言います。
たとえば、年収400万円の方が1億円の住宅ローンを組むというのは現実的ではありません。
実際には8,000万円でも6,000万円でも厳しいでしょう。
これら返済負担率は、年収400万円の場合だと30~35%までと定められています。

 

仮に年収400万円で計算した場合、変動金利と固定金利であればそれぞれ以下のような毎月返済額となります。

 

・変動金利(年0.525%):毎月返済額7万8,208円

・固定金利(年1.300%):毎月返済額8万8,945円

 

これはあくまでも一例に過ぎませんが、この条件で月の手取り約26万円であれば返済負担率は約30~35%となるため、借り入れ自体は可能です。
しかし、あくまでも返済負担率は返済可能額の基準となるものであって、楽に生活できる基準となるわけではありません。
そのため、実際には月の手取りに対する返済負担率は20~25%がおすすめです。
よりゆとりある生活を送りたいなら10~15%ほどに抑えるのも良いでしょう。

 

これらを住宅ローンに当てはめて考えると、年収400万円の方が借り入れできる住宅ローンの最大額は2,000~2,400万円ほどが目安となります。
それ以上となるとほかのローンが組めなくなりますし、妊娠や出産や育児が始まった際に困窮します。
また、両親や祖父母の介護が必要となった際にも困窮するかもしれません。

3,000万円の住宅ローンの返済額はいくら?

3,000万円の住宅ローンを組むと毎月の返済額は約8~10万円、返済総額は約3,500~4,000万円となります。
これは金利によっても大きく異なるので一概にはいえませんが、借り入れた金額に金利が加わるため、最終的には数百万円から1,000万円ほど多く返済することになります。
なお、これらは元利均等返済なのか元金均等返済なのかによっても変わるため、それぞれのシミュレーションも見ておくと安心です。

 

なお、ここではわかりやすくするために、借入額3,000万円で金利2%、返済期間35年を条件とします。
また、ボーナス払いや繰り上げ返済はないものとするため、その点をあらかじめ考慮してシミュレーションを確認してみてください。

 

元利金等返済のシミュレーション

返済回数 1回目 120回目 240回目 420回目
元金返済額 49,378円 60,201円 73,517円 99,421円
利息返済額 50,000円 39,177円 25,861円 165円
毎月返済額 99,378円
返済総額 約4,174万円

 

元利均等返済の場合は毎月返済額が固定されており、最初は利息を多めに支払い、残高が減るに従って利息の割合が減っていくのが特徴です。

 

元金均等返済のシミュレーション

返済回数 1回目 120回目 240回目 420回目
元金返済額 71,428円
利息返済額 50,000円 35,833円 21,547円 119円
毎月返済額 121,428円 107,261円 92,975円 71,787円
返済総額 約4,052万円

 

元金均等返済の場合は元金返済額が固定されており、利息が徐々に減りつつ毎月返済額も減っていくのが特徴です。

住宅ローン控除を算出

住宅ローンには住宅ローン控除という制度が設けられています。
これは文字通り住宅ローンを契約している方が受けられる控除であり、条件さえ満たせば課税額から住宅ローンの返済額を差し引いて計算できます。
当然、そうなれば税金の負担が減るわけです。
では、肝心の住宅ローン控除はいくらくらいになるのでしょうか。

 

これに関しては年収400万円の方で合計約174万円となります。
仮に3,000万円の住宅ローンを組んだ場合、受けられる住宅ローン控除は毎年で約17万円となります。
これらは最大で10年間所得税と住民税が還付されるのが特徴です。
そのため、約174万円が受けられる住宅ローン控除の合計となるわけです。
つまり、上手に住宅ローン控除を活用すれば、浮いた約174万円を住宅ローンの返済に充てられます。
もちろん、これらは還付されるものなので、生活に充てても問題はありません。

 

ただし、住宅ローン控除を受けられるのは確定申告した方のみです。
確定申告しないことには還付も受けられないため、必ず確定申告の時期(毎年2~3月)に税務署に申し出る必要があります。
なお、前述では住宅ローン控除の還付を返済に充てても構わないと説明しましたが、これらはあくまでも還付であり手取りが増えるわけではありません。
そのため、還付のみを当てにして返済計画を立てていくのは危険です。

 

これらの計算も含めてわからないという方が大半なので、不安や心配がある方は税理士などの専門家に相談してみましょう。
ちなみに、確定申告シーズンであれば、税務署に臨時で税理士が配置されていることもあります。
そちらも含めて相談してみてください。

地震保険料と固定資産税について

マイホームを手に入れようと思った場合、どうしても住宅ローンだけに囚われがちです。
しかし、実際には土地や建物だけではなくその他にもお金がかかります。
なかでも意外な経済的負担となるのが地震保険料や固定資産税などです。
これらは火災保険料とセットで支払うことになるので、余裕を持って返済計画を立てなくてはなりません。

 

たとえば、火災保険料などは10年分まとめて支払うことが多いです。
そこに地震保険料と固定資産税がセットとなると、なかなかの経済的負担といえるでしょう。
もちろん、地震保険料は毎月、固定資産税は毎年かかるものです。
そのため、支払うタイミングに関してはそれぞれ違ってきます。

 

ただ、地震保険料の場合は1ヵ月で7,000円~3万円ほど支払うことが多いです。
これらは条件によって大きく異なるのですが、毎月数千円から数万円の支払いがあるというのは結構な重荷です。
その他に保険に加入する予定の方は、住宅ローン以外の支払いにもあくせくしてしまうことがあるかもしれません。

 

同様に固定資産税の場合は1年で10万円ほど支払うことが多いです。
特に、3,000万円の物件であれば年間で10万円前後支払うことを覚えておくと良いです。
これらは取得してから3年ほど半額になる特例などもあるのですが、それ以降の4年目からは通常の支払いが必要となってきます。
それらが一気に負担となることもあるので注意したいところです。

頭金について

年収400万円の方が3,000万円の住宅ローンを借りるには無理があます。
しかし、頭金を用意できるということであれば話は別です。
前述の通り、年収400万円であれば適正な住宅ローンは2,000~2,400万円とされているため、頭金が600~1,000万円あれば良い計算となります。

 

もちろん、年収400万円であっても3,000万円の住宅ローンを組めないことはありません。
しかし、やはり返済負担率を考えると、借り入れは2,000~2,400万円ほどに抑えておくべきです。
そうすれば毎月の返済額も返済総額も減らせ、余裕を持って生活できるようになるのではないでしょうか。

 

例えば、住宅ローンが3,000万円だと毎月返済額は約9万円となります。
それを頭金600万円ほど用意して2400万円の借り入れにすれば、毎月返済額は約7万円までに落とせます。
これは普段の生活をかなり楽にしてくれるのではないでしょうか。
もちろん、それによって返済期間を短くできますし、返済総額そのものも減らせます。

 

ただし、普通に働いている会社員の方であれば600~1,000万円ほど貯金するのはかなり大変です。
無理ではありませんが、贅沢は避けなくてはならなくなってしまいます。
無理をせずに300~400万円ほど貯金して頭金とするというのが良いでしょう。
あくまでも家を購入するのは健康的で文化的な生活を送るためです。
貯金によって今の生活を犠牲にするようなことがあってはなりません。
そこは無理のない範囲で頭金を用意しましょう。

住宅ローンによるギリギリの生活を避けるためにできることは?

無理な返済負担率で住宅ローンを借りてしまうと、毎日の生活が節約中心になってしまいます。
そういったギリギリの生活を避けるためには、まず無理のない住宅ローンを組むことが重要です。
何度も説明してきたように、年収400万円の方であれば住宅ローンは2,000~2,400万円に抑えるのが最善策です。

 

しかし、どうしても家を妥協したくないという場合は、住宅ローンが3,000万円になってでも組みたいという方がいるでしょう。
その場合はそのほかの要素を見直すことが重要です。
たとえば、固定費などを見直してみるのはいかがでしょうか。

 

毎日の生活の中で発生する固定費の中でも、特に大きな割合を占めているのが保険と自動車です。
今後の生活に不安や心配がある方はたくさんの保険に入りがちですが、無駄な保険まで加入してしまうと、その保険料だけで生活を圧迫してしまいます。

 

また、自動車を持っているだけで車検やメンテナンスなどの固定費がかかります。
特に、カーローンなども併せて組むとなるとかなり圧迫するので、自動車についても見直すことが重要となるでしょう。

まとめ

年収400万円で3,000万円の住宅ローンは、借りられないわけではありません。
しかし、上限まで借りると生活がギリギリになってしまうこともあります。
そのため、年収400万円なのであれば、住宅ローンは2,000~2,400万円までが理想です。

 

まずは、適正な住宅ローンを計算して、返済計画を立てていきましょう。

 

家づくりをしたいものの何から始めればよいか分からないなど、住宅についてのお悩みがある方は、以下より来場にてお気軽にご相談ください。

 

広報